today(2015-11-05)

ツマグロヒョウモンさり気なく交尾・・


撮影日:2015/11/04 機種: PENTAX K-x ISO: 200 露出: 1/640 秒 絞り: 不明 焦点距離: 50mm

5月から11月くらいが活動時期ですから
人生も終盤でこれから命をつなぐことが出来るかラストスパートです

何となく重なり方がエロティックで最初見た時は下の個体が分からずただじっと停まっているのかと思いました

さて交尾繋がりって訳ではないけれど

人が多すぎてじっくりと鑑賞できなかった
春画展で何となく疑問に思ったことが 思い出された

春画とは どんなに芸術的に優れていても
所詮 目的は欲情をオブラートに包み芸術性を高めた上で楽しんだり
今風のエロコミックに通じる版画や豆本は
下世話に言えば ”おかず”であったりするわけだど

男女の営みがもっと 緩かったであろう
江戸時代の華やかな エロ文化にあって
男色はどんな位置づけだったのだろうかってことが気になった

当時は 衆道として 戦国時代から続いていた
男色が江戸期にも当たり前にあって
庶民の間でも 両刀使いが存在したらしい

私は その手趣味は微塵もないのだけれど
展示されていた中の作品では
女中と役者の男とか 尼さん同士とか
いわゆる責絵で女性が縛られているようなものは
あったが 男性同士とハッキリ分かるものはなかった

調べてみると あることはあるようだ

昔から 役者は女型を演じるだけでなく
男も女も相手にする両刀使いが多いらしく
今でもその伝統は受け継がれているらしい

玉三郎は有名だし歌舞伎界で女遊び一本の海老蔵は珍しいのだとか・・

歌舞伎はそういう意味でも江戸時代からの伝統を生活のなかで受け継いでいるのか

今では伝統文化を背負う 家柄と格式でも
昔は 河原乞食と同様低い身分で
旦那衆のパトロンとして 身を立てていた

陰間という言葉も残っていて もともと女歌舞伎が裏で娼婦として売っていたのを 風紀が乱れると 幕府に禁止されて
野郎歌舞伎となったが 男歌舞伎は 若い役者見習いが茶屋で客を取るが若いころは年が行くと女性専用になったらしい

芝居小屋は芝居を見せるだけでなく 風俗も兼ねていたわけで 次第に買春専用の茶屋も出てきたらしい

そうした 芸事と 買春の流れを見ると 今も変わらず 日本の伝統か(笑)

アイドルだって 河原乞食と変わらねぇ

春画展の帰り 坂道を下ると 右手に水上神社
左手に 関口芭蕉庵が見えてきます

芭蕉といえば 衆道を嗜んだ粋人であり
その手の逸話も多く残っているようですが
そんな芭蕉を忍んで 庭園の写真を御覧ください

Readmoreからどうぞ







芭蕉といえば ”旅人”と言うイメージですが
こちらには 旧主筋の藤堂家の神田上水工事に関わって3年ほど居住したそうです
後に芭蕉を慕う人々がここに建物を建てたんだとか





何度か来ているのですが ここも旧細川家の関係する施設だと思っていました




この坂の上・・永青文庫とか和敬塾は 細川家の関係ですしね






庭園は当時の面影を残しているそうです




わずか3年しか居なかったのに・・
芭蕉はやはり多くの人の心に残る言葉を残したんですね




芭蕉の墓石です

芭蕉は大阪でなくなっていますが
ここに埋葬されているのは 芭蕉の句の自筆の短冊だそうです









すぐ隣は椿山荘だし
道の先には神田川
春は桜が綺麗です

機会があれば是非お立ち寄りください






いつもご覧頂きありがとうございます

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