凛の疵跡(1)
朧月
”凛”は私の記憶の中の女性の総称である
いつだったか 占い師と食事をすることになった
その占い師は 凛の友人で霊能者でもある
ひょんなことから 一緒に食事をすることになったが
偶然 その店に飾られていた 額縁を指差して
”あなた あれがお好きでしょう?”と意味ありげに笑った
私は 知らぬ顔でやり過ごしたが
少し焦った
そこには 私のイメージする女性の姿があった
ちなみに ヌードの女性とかそんな単純なものではない
私しか知り得ないもの・・のはずだった
初めて凛の家に行った日
朧月夜の見え隠れする帰り道
駅から歩く道すがら 私は 手を振りながら歩いていた手に
蜘蛛の糸のようなものが 絡みつくのを感じた
それは 付き合っていた 女友達のもので
彼女の長い髪の毛だとすぐにわかった
それからも 何度か彼女と会った帰り道
私の 身体の何処かに彼女の長い髪の毛がまとわりついていた
”怖い”とは思わなかった
ただ 思いの強さを感じた
付き合い始める前 印象に残っていた言葉
”うちへ来てもいいけど もし来たら・・帰さないわよ”
だった
これは のろけでも何でも無く
正直な彼女の気持ちで そこに踏み込んで いろいろな意味で痛い思いもすることになる
恋愛というのは 男も女も傷つくものだ
これまで付き合ってきた中で
自分自身が傷ついたこともあったし
相手を傷つけることもあった
今でも 時々 思い出すんだよね
別れ際に 言われた言葉とか
一番楽しかったこと
びっくりしたこと
例えば そのフレーズを写真と一緒に 散文的にのっけても誰にも分からない
今回は 初回で たまたまこの写真を見て思い出したことを書いてみました
少し 説明的すぎました しかしタイトルとその意味についてきちんとしておきたかった
どんな展開になるのか分かりません
歳を重ねて だんだん艶っぽい話から遠ざかり
枯れていく過程で 強い感情に流されること無く
写真から来るイメージと
女性のこと 愛情のこと 恋愛のこと
そんな色や形が 自己満足でありながらも表現できればいいなと思っています
そしてこれは共感を得るテーマでなく
自分の痛みや疵の疼きが
フラッシュバックのようにやってきたときに残しておくページ(笑)
PENTAX K-50 f/7.1 1/1345 mm ISO 800
”凛”は私の記憶の中の女性の総称である
いつだったか 占い師と食事をすることになった
その占い師は 凛の友人で霊能者でもある
ひょんなことから 一緒に食事をすることになったが
偶然 その店に飾られていた 額縁を指差して
”あなた あれがお好きでしょう?”と意味ありげに笑った
私は 知らぬ顔でやり過ごしたが
少し焦った
そこには 私のイメージする女性の姿があった
ちなみに ヌードの女性とかそんな単純なものではない
私しか知り得ないもの・・のはずだった
初めて凛の家に行った日
朧月夜の見え隠れする帰り道
駅から歩く道すがら 私は 手を振りながら歩いていた手に
蜘蛛の糸のようなものが 絡みつくのを感じた
それは 付き合っていた 女友達のもので
彼女の長い髪の毛だとすぐにわかった
それからも 何度か彼女と会った帰り道
私の 身体の何処かに彼女の長い髪の毛がまとわりついていた
”怖い”とは思わなかった
ただ 思いの強さを感じた
付き合い始める前 印象に残っていた言葉
”うちへ来てもいいけど もし来たら・・帰さないわよ”
だった
これは のろけでも何でも無く
正直な彼女の気持ちで そこに踏み込んで いろいろな意味で痛い思いもすることになる
恋愛というのは 男も女も傷つくものだ
これまで付き合ってきた中で
自分自身が傷ついたこともあったし
相手を傷つけることもあった
今でも 時々 思い出すんだよね
別れ際に 言われた言葉とか
一番楽しかったこと
びっくりしたこと
例えば そのフレーズを写真と一緒に 散文的にのっけても誰にも分からない
今回は 初回で たまたまこの写真を見て思い出したことを書いてみました
少し 説明的すぎました しかしタイトルとその意味についてきちんとしておきたかった
どんな展開になるのか分かりません
歳を重ねて だんだん艶っぽい話から遠ざかり
枯れていく過程で 強い感情に流されること無く
写真から来るイメージと
女性のこと 愛情のこと 恋愛のこと
そんな色や形が 自己満足でありながらも表現できればいいなと思っています
そしてこれは共感を得るテーマでなく
自分の痛みや疵の疼きが
フラッシュバックのようにやってきたときに残しておくページ(笑)
いつもご覧頂きありがとうございます
こんにちは!
返信削除金色に輝く月、綺麗ですね~
今日は、plateauさんの一面を垣間見た思いです d(⌒o⌒)b
よしみさん
削除こんにちは^^
人には色々な顔があり
経験がありますね
日頃は口にしないことでも
ドラマや小説のような体験をしていたり
そんな記憶の一瞬を 写真と重ね合わせて
何かを表現できたらと思います^^