そばにいる工芸展

銀座資生堂ギャラリー


iPhone 6 Plus f/2.2 1/33 4.15 mm ISO 100

銀座の資生堂ギャラリーでは、美術品としての”工芸品”でなく
生活を豊かにする物・・としての工芸品に着目して
国内外で活躍する 陶芸や漆器などの作品発表や展覧会を通じてその発展のために活動を続けています

今回は 暮らしの基本となる「食」と「住」をテーマに
6人の工芸家の作品が紹介されていました



続きはReadmoreから





資生堂といえば ”椿”ですね
ギャラリーのエントランスにさり気なく飾られています
フェイクですけど^^









少し暗めの落ち着いた照明の白い壁の入り口から

階段を降りてギャラリーへ向かいます















階段を降りて 左に入ればすぐに展示空間で
受付で 展示の説明のチラシを受け取ります








日常で使われる工芸品 
展示方法もシンプルで 素材の良さや質感が
過度に強調されることなく
”生成り”のような さり気なさが 良いと思います







デザインがね みなシンプルだけど
飽きが来ない

きっと お気に入りをみつけて
長く生活の中で 使われていくことをイメージして
作られているんでしょうね


























真ん中のね この展示スペースだけ
ここの製品だけ 手にとって見ることが出来るんですよ

こうした展示も良いですね

触ると分かることもあります

重さとか 滑らかさとかね








この特徴的なガラスの照明は ピーターアイビーさんの作品です

レトロなのに新しいような
何となく スチームパンクにも通じるような 既視感があります





































いかがでしたでしょう

自分の住環境が こうした製品と親和性がないので
私にとっては リアルな工芸品というより
やはり アートとして鑑賞しました












以下は公式サイトよりプロフィールを引用しました


■出展作家 プロフィール

鎌田 奈穂
(かまだ なほ)
<金工>
1982年熊本県生まれ。高校卒業後、東京で油絵の予備校に通う。浪人中に古道具に惹かれ、金工師・長谷川竹次郎の作品を知る。2005~2008年名古屋にて長谷川竹次郎氏に師事。2008年から独立、東京都在住。 主な個展に、2010年 初個展「muslin」 森岡書店、2011年「vent」Gallery SU、2012年 「tocoro展」tocoro café、2013年「鎌田奈穂」日々、2014年「景」Gallery SU、「鎌田奈穂 金属展」hase、「Metal Repair」 pragmata、2015年「鎌田奈穂 個展」 日々がある。
川端 健夫
(かわばた たけお)
<木工>
1971年大阪府生まれ。東京農業大学林学科卒業後、農業法人に就職。農業者として4年間土にまみれる。その後、足立技術専門校木工科を経て、木工作家・木内明彦氏に師事。2003年 甲賀の里山で木造校舎と出会い、工房を立ち上げ独立。家具をつくり始める。2004年 その木造校舎を改装し、菓子工房マンマミーア(現patisserie MiA)とギャラリーを始める。2006年 子供が生まれたことをきっかけにカトラリーやお皿など、暮らしまわりの小さな道具をつくる。里山の自然を感じながら、木を削る日々。
飛松 弘隆
(とびまつ ひろたか)
<陶磁器>
1980年佐賀県生まれ、東京都在住。多摩美術大学工芸科陶プログラムを卒業。在学中の型による立体造形の経験を活かし、鋳込み型の技法による器の制作に着手。陶芸家の小川待子氏の助手等を経て独立。「飛松陶器 tobimatsu TOKI」の屋号で磁器の鋳込みを中心とした作品を発表。磁器の光を通す性質に着目し、透光性を調整した磁土によるランプシェード制作に取り組む。大正〜昭和期、蛍光灯の登場により衰退したミルクガラス製の量産型電灯傘に惹かれ、その文化的価値観を更新していくという考えのもと、現代のくらしを再び照らしだす照明を模索する。磁器独特の光の濃淡が現れるfinシリーズや、石膏型の境界線 ”バリ”を残したシンプルなodd lineシリーズなどのシェードを発表。
制作と生活の場である古い一軒家を改装した住居兼工房では、年に数回のオープンスタジオを開催。
ハタノ ワタル
(はたの わたる)
<和紙>
1995年多摩美術大学絵画科油画専攻卒。1997年黒谷和紙の漉き師として修業をはじめる。2000年黒谷和紙漉き師として独立。以後、黒谷和紙を漉く傍ら、大学時代から続けていた和紙を支持体とした絵画の制作をはじめ、現代の暮らしに合う和紙の使い方の提案、和紙を使った内装などを手掛ける。
ピーター・アイビー
(Peter Ivy)
<ガラス>
1969年アメリカ アラバマ州で、音楽家夫婦の元に生まれる。1970年音楽で有名な街テキサス州オースティンに引越す。2002年今までに想像したことのない経験をしてみたいと思い、日本に移り住む。愛知教育大学美術教育講座ガラスコースの講師、准教授を勤める。2007年教えることを辞め、富山県に移住する。自分の小さくてシンプルな工房を建てる。2013年自身の作品とは別に、スタイリストの高橋みどりさんと器のデザインを考え、”KOBO”アイテムを立ち上げる。2016年工房を新しく改装中。
吉村 和美
(よしむら かずみ)
<陶芸>
1975年茨城県生まれ。1999年武蔵野美術大学油絵学科卒業、栃木県益子町にて作陶を始める。2002年茨城県つくば市にて築窯独立。2009年 栃木県益子町に移転。


残念ながら この展覧会は既に会期が終了していますが
それぞれの作家の方は地元で
活発に活動されているようです

もしかしたら 地元でも展覧会の機会があるかもしれませんね










ギャラリーを見た後に
通りに出て 振り返ったら ショーウィンドウには
巨大な花のオブジェです











これは 薔薇ではなく 椿(たぶん)








口紅で作られているんですね
微妙に角度を変えて 質感を表しています

お見事!






いつもご覧頂きありがとうございます

コメント

  1. シンプルな機能的な美しさって良いですね。
    結婚したころ、可愛い花柄のお鍋とか、お盆もお皿も皆カラフルなもの集めていましたが
    今はシンプルなものしか使わなくなっています。
    一番おちつきます(笑)
    口紅で作られた椿、流石ですね。
    みいってしまいました。
    実物見に行きたくなります。

    返信削除
    返信
    1. aunt carrotさん

      おはようございます^^

      デザインは新しいものを求め進化していきますから
      時代背景とも関係しながら変わっていくのかもしれませんね^^

      削除

コメントを投稿

人気の投稿