クラーナハ展

ゴッホとゴーギャン展も良いけれど・・

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FRD-L02　f/6.3　1/863　4.5 mm　ISO 50

上野へ行きました
何処を観るのかは決めずにね

ゴッホとゴーギャンも悪くないけれど
あまり見る機会のない　ドイツルネッサンスの巨匠と言われている・・らしい

クラーナハ展にしてみました
これが　大正解

人が少なくて　まず見る環境が良い
プログラムといいますか　内容が素晴らしい
絵自体は好みが分かれますが　彼の画家としての活躍だけでなく　マルティン・ルターとの交友や

宮廷画家としてパトロンの好みを絵を描く御用絵師にとどまらず　積極的に分業を進めて　工房による大量生産を確立してビジネスとして成功させたり　政治家としても活躍していたりと　とても興味深い作品展でした

久しぶりに2時間　たっぷりと楽しませていただきました

そのあとは　上野を散歩したのですが
とりあえずは公園の周辺の紅葉と　お昼を食べた　芸大の食堂までを紹介します


続きはReadmoreから




クラーナハに惹かれたのは
”エロい”と言う　わかりやすいメッセージかもしれません
絵は　写実が”上手い”の尺度なら上手い絵ではありませんが
アートって　単にそこだけが　基準にはならないんですよね

もっとも私などが　画家の技量をどうこう言うのはおこがましいのですが
例えば　エル・グレコなども私は苦手な人ですが　あのタッチは一つの画風として世界的に評価されています

本国では人気がないそうですが・・・

クラーナハは　女性の裸体の表現においても挑戦的ですし
流行を取り入れて　多くの作品を短時間に大量生産したのも現代に通じるものがあって面白いと思いました

展示の最後に　森村泰昌氏の作品が存在感たっぷりに出てくるんですが　私は彼の作品があまり好きではないけれど
ふと　一緒に南伸坊氏に依頼して
同じテーマで　作品を作って展示してもらうと
楽しいかも・・とふと思ってしまいました

ここまでは撮影が許されています

毎度　ピカソやゴッホやルノワールでなくて

たまにはまだあまりテレビで紹介されない未知の名画にチャレンジして

みるのもいいものですね

たっぷりと　クラーナハを楽しんでから

お腹が空いたので　レストランへと向かいます

レストランの名は　”キャッスル食堂”

国立博物館の隣りにある

芸大の学食です

ランチは何処も混みますが

比較的　こちらは空いていますし

アートな雰囲気に浸りつつ

学食で食事もおつなものです

上野公園は　紅葉が見頃でした

国立博物館の前の大噴水の前を横切り

芸大へ向かいます

噴水がないだろうって？

この時大噴水は メンテナンスの真っ最中

工事現場みたいでした

いい色でしょう？

森のなかでは　沢山の人が行列していました

ボランティアによる　炊き出しです

日本はホームレスになれほど自由があると解釈するのか・・

行政が見て見ぬふりなのを嘆くべきか・・

東京オリンピックに向けて

東京のホームレースはどうするのでしょうね

かつて　東京オリンピックで　ドブ川に蓋をしたように

赤線が廃止されたように

こうした景色が変わっていくのかもしれません

つきました

芸大の赤いレンガの門　”キャッスル食堂”は　門をくぐってすぐ右手奥です

ここが入り口

頼んだのは　この日のスタミナメニュー

クリームコロッケにハムに目玉焼き

ハンバーグは　ガンモドキのようなヘルシータイプ

時々ここを利用するようになったのは

芸大出身の友人に誘われて何度か利用したのが始まりでした

未来のアーティストが学ぶ場所で

そんな空気を感じながらの食事は　贅沢な時間です

芸大は　このキャンパスの道路挟んで向かい側にも美術館があって

時々　見に来るのですが

歴史を感じる素敵な空間です

上野の散歩コースに加えてみては如何でしょう？

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