凶弾に倒れた政治家の家

高橋是清邸



iPhone 8 Plus f/1.8 1/50 3.99 mm ISO 25

江戸東京たてもの園

この人ほど政治家として評価が低い人も珍しいのではないか

日露戦争の戦費調達から昭和に至る動乱の中を
私利私欲に眼鏡が曇ること無く己の信じる道を進むこと
列強の強引な駆け引きに屈すること無く
正しいことを行った

麻生や安倍はときおり彼を尊敬していると口にするが
おそらくその心根を見習う気持ちはないのであろう

 「いかなる場合でも、何か食うだけの仕事はかならず授かるものである。その授かった仕事が何であろうと、常にそれに満足して一生懸命にやるなら、衣食は足りるのだ。ところが多くの人は、現在困っていながら、こんな仕事ではだめだとか、あんな仕事がほしいとかいっているから、いよいよ困るような破目に落ちてゆくのである。」(高橋是清)


 またこうも言っている

「不平を起こすぐらいなら、サラリーマンたる己れを廃業して独立するがよい。独立してやれば、成敗いずれにせよ、何事も自分の力量一杯であるから、不平も起こらぬだろう。けれども、この独立ができないならば、不平は言わないことだ」(高橋是清)
 
わたしはここに来て
是清の思いに触れ 彼が愛した場所で過ごす時間が好きだ

ここで是清が凶弾に倒れたのは
81歳

「もっと歳が若くて、先へ行ってご奉公できるというのなら別だが、ワシはもうこの年齢だ。いま、ご奉公しなければするときがない。ワシは最後のご奉公と思って入閣した・・・」(高橋是清)

彼に銃口を向けた東北の寒村出身の兵士の思いもまた切ない

それぞれが未来を信じ命をかけていた・・・

そしていつの世もそれを安全な場所から誘導し利用する梟雄然としたものがいるのだ


 
 







































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